Portfolio 04 : 竹井麻結

Pocket

スタッフ作品特集の第4回目は竹井麻結。

父が写真を撮っている姿を見て写真に興味を持ち始めた彼女は、
小学校6年生の時にコンパクトデジタルカメラを買ってもらい日常的に写真を撮るようになった。
高校時代の部活で野球部のマネージャーをしていた際に、チームメイトを撮るだけでなく
プライベートでも友人の写真を撮るようになり、周りから「竹井が撮る写真が好き」と言ってもらうことで
さらに撮りたい気持ちが強くなったという。

こちらは彼女にとって毎年会う友人の一人であり、普段からモデルとして活動をしている。
仕事上ではフワッとした女の子らしい雰囲気の写真に仕上がることが多いそうだが、
この写真に写るそのモデルの子はどちらかというとカジュアルさが感じられる。

プロに撮ってもらうより心の距離が近くに感じられる写真だと被写体本人から褒めてもらえるという彼女。
他の写真と比べて違う姿を引き出すことができている理由としては、被写体と話をしながら撮影を進めていき、
その過程で仲良くなることが一番の秘訣であり、その時間があるからこそ写せる瞬間なのだと自負している。

被写体は友人の友人に紹介をしてもらうなど初めて会う人との撮影がほとんどであり、
そこで臆することなく積極的に被写体と話をして打ち解けることができる強みが彼女にはある。
笑顔でふわりとした空気感の写真だけでなく、女性の芯の強さを纏っている写真も中にはあり、
バリエーション豊かに人物写真を撮り分けている。

彼女にとって写真とは、その人との関係性が映し出されるもの。
被写体が自身の写る写真を見て「素を出せている」と言える写真はなかなかあるものではない。
専門学校時代から普段人を中心に写真を撮っている彼女は、自分の撮る写真に魅力を感じてもらえるように自分らしく被写体とコミュニケーションを大切にしながら今後も撮り続ける予定である。

卒業した今は憧れの三瓶康友氏のもとでアシスタントをしながら勉強をしていて、
人物写真によりいっそう磨きをかけることに期待できそうだ。


竹井 麻結
Mayu Takei

経歴

大阪府出身

2020年 ビジュアルアーツ専門学校 大阪 卒業
2020年 六本木スタジオ入社
2022年 六本木スタジオ 7月 卒業
2022年8月より 三瓶康友氏に師事